このところ成均館大学の韓基亨さんたちと日本・韓国における検閲の研究会を半年に1回ぐらい開催している。その3回目の会議が近づいてきたのでご案内します。
第3回日韓検閲国際会議
「検閲の転移と変容 —敗戦/解放期における文学とメディア」
日時:2011年7月23日(土) 10:30-18:00
場所:日本大学文理学部 百周年記念館 会議場2
司会:高榮蘭(日本大学)
はじめに: 韓基亨(成均館大学)
10:45~11:30 十重田裕一(早稲田大学)
伏字に映し出される二つの検閲
――戦前・戦後日本のメディア規制との相互関連性への接近
11:30~12:15 鄭 根埴(ソウル大学)
韓国の米軍占領期における検閲研究のために
12:15〜13:15 (昼食休憩)
13:15~14:00 林 京順(聖公会大学)
形成される禁止、検閲機構として階層化される文壇
14:00~14:45 鳥羽耕史(早稲田大学)
「原爆詩人」像の形成と検閲/編集
――峠三吉のテクストが置かれてきた政治的環境
14:45~15:15 (休憩)
15:15~16:00 李惠鈴(成均館大学)
思想地理 (ideological geography)の形成と検閲
――解放期における廉想涉の移動と文学を軸に
16:00~16:45 紅野謙介(日本大学)
チャタレイ裁判と検閲制度の変容――伊藤整の闘争とその帰趨
16:45~17:00 (休憩)
17:00~18:00 総合討議
韓基亨(成均館大学)、藤井たけし(韓国、歴史問題研究所)、鄭雨澤(成均館大学)
いつまでナショナル・リタレイチュアをなさるおつもりですか?
さっさとパラダイム・シフトして、リタレイチュアをやりましょう。
倉持誠
投稿情報: 車持馬琴 | 2011年7 月14日 (木) 19:28