日本大学文理学部国文学科で、日本近代文学の研究・教育にたずさわっています。
文学の研究は言葉についての学問であるとともに、言葉を使い、言葉に使われているわたしたち人間の歴史と社会と文化についての学問でもあります。近代になると、雑誌・新聞などのマスメディアが文学の主要な舞台になりますし、活字の登場が書物のかたちに大きく影響を与え、文学もその下部構造によって大きく変化しました。書物のかたちや挿絵・口絵などの視覚的デザインが言葉のまわりを取り囲み、さまざまなアレンジを施したのも近代において特徴的なことです。
そしていま、わたしたちは活字からデジタルの時代へとさらに進み、より大きなメディアの変容に遭遇しています。この時代、文学はどのように変わる、あるいは変わらないのかを考えていきたいと思います。
もちろん、文学が最大の関心事ですが、同時に映画、映画、映画…。猫は2匹いたのですが、2007年春に一匹が亡くなり、2010年夏にもう一匹も亡くなりました。その後、2011年に新たな一匹と同居することとなりました。