5月は学会シーズン。日本近代文学会も春の大会2日間が終了しました。二松学舎大学で開催された今回は、「法」と文学、とか、文学と「例外状態」といったテーマのシンポジウムやパネルが並びました。同僚の金子明雄さんが運営委員長になって最初の大会なので、2日間みっちり参加。
懇親会から最後の慰労会までつきあってみての感想。楽しいけれど疲れますね。一般的に疲れない学会というのもありえないから、しかたないとも思うけれど、運営委員や編集委員はもっとたいへん。昭和文学会とか日本文学協会、社会文学会など類似した学会の運営や編集の役員を順繰りにやっている人も多く、負担も重いし、いつまでも企画立案にあたるというのも新鮮さがなくなる。ぼくは前から学会大連立をすべきだという意見。近代文学関連学会などの名前のもと、2日間、日本近代文学会や昭和文学会など学会ごとに部屋があって、一括して開催することにしたらどうだろう?またぞろ大政翼賛会だという原則論をふりかざして批判されるかもしれないけれど、いまや大学教員の校務は前とは比較にならないほど増大し、いくつもの学会に参加できるほど体力はありません。とりわけ20〜30代の若手研究者が疲弊しないよう、重複した仕事はできるかぎり削っていくのも大事かなと思います。少なくとも2日目の慰労会で個別に話していたら賛成意見が多かった。どんなものでしょうか?