日大文芸賞という賞があります。
日本大学新聞社が主催で、日本大学の学生・教職員・校友は募集できる。「小説や詩、評論、エッセー、ノンフィクション、戯曲、児童文学など、文学に関するものであれば制限はありません。ただし、未発表・未公開のものに限ります。 」というのが条件だから、評論・エッセイでもOK。文芸賞1編(副賞30万円)、優秀賞1編(副賞10万円)、佳作3編(副賞5万円) という賞金です。で、この選考委員はこれまで黒井千次(作家・芥川賞選考委員)、増田みず子(作家)、曾根博義(文理学部教授・文芸評論家)、夫馬基彦(芸術学部教授・作家)といった方々がやられていたんだけれど、2010年2月で曾根さんが定年になる。そこで日大文理の教員をだれかということで、後任をぼくにということになりました。まあ、『投機としての文学』の著者で、懸賞小説研究家(そんなのあったっけ?)としては、しかたないと思ってお引き受けしました。ということで、今年、3月31日までの募集は曾根先生たちによる選考です。まだ余地があります。ぜひ、ご応募を。で、4月1日以降は次年度の募集で、そこで選考委員が入れ替わることを了承せよと言われ、はい、分かりましたと答えています。どうなるか分かりませんが、多少は性格が変わります。どうぞ、日大関係者のみなさん、小説だけじゃなくて評論、ということは研究論文も可能性があるということです。この3月末を目指してもよし、次年度でもいいですが、日大文芸賞というのの認知度を高めてください。詳細はここにのっています。
コメント