たてつづけに大学行事!
ほんらいなら祝日の秋分の日は、朝からまず付属の櫻丘高校の高校1年生を対象とした文理学部での体験授業。つづいて午後には今年から始めた秋季オープンキャンパス、さらには二回目の大学院文学研究科の進学説明会もあり、学部教職員総出の出勤です。朝9時過ぎに職員たちを前に高大連携教育推進委員長としてまずご挨拶。ついで、各学科2時限をセットした体験授業の担当の先生方へのご挨拶。開始後は会場となった各教室の状況を見て回り、校長らともご挨拶。
つづけて午後にはオープンキャンパスの開始。夏休み明けでは十分な宣伝効果が行き届かないだろうからと低く見積もっていた予想をくつがえし、結局、この日の来場者数は2500名を上回る数だったとか。その分、対応も後手後手になってしまい、申し訳なかったのですが、主催側としてはうれしい悲鳴の反面、いまやオープンキャンパスは情報を流せば集まってきていただける状況になっているのだと確信。この数字がそのまま受験者に結びつくとは期待しない方がいいと思われます。
3時からは大学院の進学説明会。こちらも一回目は前期の途中でしたし、ポスターも掲示して目新しい時期でしたから100名近い参加者を得て喜んでいましたが、今度は二回目。どうなるか危ぶんでいたところ、最終的に60数名の参加があり、胸をなでおろしました。全体説明会で研究科長代理でご挨拶とともに概略の説明。その後、各専攻別の説明会に移動してもらいました。
大学が学生確保に躍起になっているのは周知のとおりですが、文学系の大学院についても、独立法人化した国立大学が院生枠の定員を増やして門戸を開放し、私立大学も大学院を乱立させる状況になり、かつまたさまざまな奨学金による授業料ダンピングを展開しています。そういうなか新奇なカタカナ名前への変更をせず、かつむやみな学際化もしないで、伝統的な学問分類の枠組みを維持しながら、教員スタッフと実際の研究教育の最先端化をはかるなかで戦うというのが、わが日大文理の当面の方針です。きわめて困難な道のりですが、保守とラジカルの両立をはかるべく、いましばらくは格闘してみようと思っています。