年一回の国文学会大会。今日の講演はジャストシステムの浮川社長。さすがにATOKや一太郎を出しているところだけあって、日本語をめぐる見識をお持ちでした。なかでも共感したのが100年後には日本語から敬語がなくなった方がいいという話。国語審議会だったか政府系の会議に出たとき、言葉のみだれ、つまり敬語がうまく使えないといった風潮が話題に出たときに、そう発言したそうです。敬語を使えると言うことは、身分や年齢などの上下関係にコンシャスだということ。果たしてそうした身分や年齢による上下関係を意識させるような社会でありつづけていいのかと。まったくそうですね。美しい言葉というかけ声の実際に目指していることがよくあらわれてました。敬体と常体の二種類があれば十分じゃないでしょうか。
研究発表は3本。近代では樋渡くんの発表が好評でした。写真は懇親会のあとの二次会に向かった面々。17人ぐらいになっていろいろさまよい、「海晴亭」の前で席があくまで待っているところ。右端に切れてしまったのが曾根先生。
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