靄のなかで

梅雨明けまでまだ少し。
熱海の街は朝から靄におおわれています。目の前が海、背後に山があるため、天候の変化が激しいのは当然としても、こんなに靄がでるとは住んでみて初めて知りました。ほんとは靄の向こうに熱海湾、半島の上に熱海城が見えるはずなんですが、ちょうど洗面器にドライアイスを投げ込んだときのように、底にだけ白くけむっています。いちばんすごいときは目と鼻の先の小学校も見えなくなる。一面に白いカーテン、晴れると伊豆大島まで見えるのに、この変化が意外に楽しいものですね。